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iCloud メールは、iCloud を有効にすれば複数の Apple デバイスで簡単に使え、設定を行えば Windows 環境でもメールを確認できる非常な便利なメールです。


ただし、メールは iCloud ストレージにどんどん蓄積されていくので、このまま放っておくとストレージの空き容量 (デフォルト容量 5GB) がどんどん減ってしまいます。


他のデータ保存や、バックアップにも iCloud ストレージは使うので、できるだけ不要なものは削除して空けておきたいですよね!


そこで、iCloud メールは定期的にアーカイブしてしまいましょう。iCloud 上からメールが削除され、その分 iCloud ストレージの容量を削減することができます。


iCloud メールアーカイブは、iOS (iPhone/iPad) と OS X (Mac) で実行できますが、手動でメールを移動させなければならずちょっと手間になりますし、結局放置してしまうという状況になってしまうでしょう。


ここでは、手間をかけず古いメールが自動でアーカイブがされるよう、OS X (Mac) での自動アーカイブ設定手順を紹介します。


アーカイブフォルダを作成する

メールアプリケーションを起動し、上のメニューバーから「メールボックス」⇒「新規メールボックス...」を開きます。

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新規メールボックス作成のウィンドウが表示されるので、場所:に「この Mac 内」、名前:にアーカイブした iCloud メールを保存する適当なメールボックスの名前 (以下の例では "iCloud アーカイブメール") を入力し、「OK」をクリックします。

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すると、メールアプリケーションのメールボックス一覧に、上で作成したメールボックスが表示されます。

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自動アーカイブするルールを作成する

メールアプリケーションを起動し、上のメニューバーから「メール」⇒「環境設定...」を開きます。

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メニューから「ルール」を選択し、「ルールを追加」をクリックします。

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以下、ピンクの枠内と同じようにルールを入力していきます。

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設定するルールの項目:
説明: 適当なルールの名前を入力 (上の例ではメールボックスと同じ名前とした)
以下の ... 条件に一致した場合: すべての
条件 1つ目 アカウント / iCloud
条件 2つ目 受信日 / 90 日前 / より古い
以下の操作を実行: メッセージを移動 / 移動先: 作成したメールボックスの名前を入力

※ 補足

- 上の例では、受信して 3ヶ月以上経過したメールをアーカイブするため 90 日前と指定しています。この数値を変えることでアーカイブするまでの日にちを変更できます。
- 条件を増やすときは、右の + (プラス) ボタンをクリックします。


ルールをすべて入力したら、「OK」 をクリックします。


"選択したメールボックスのメッセージにルールを適用してもよろしいですか?" と聞かれますので、「適用」をクリックしてルールを反映させます。

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以上で設定は終了です! しばらくすると、iCloud の受信メールボックスから設定した時間を経過した以上のメールが削除され、ルールを設定したメールボックスにメールが保存されていきます!

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www.icloud.com から メール を開くと、アーカイブされたメールが iCloud から削除されていることもわかります!

うーん、でもなぜか最初に届いた「iCloud Mail へようこそ。」のメールは削除されておらず・・・ 気にしないようにしよう。

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これで、メールについては iCloud に格納されているサイズを気にすることなく、ガンガン使いましょう!


ただしひとつ注意ですが、アーカイブしたメールはアーカイブを実行した Mac からは確認できますが、その他のデバイスからは見えなくなってしまいます。その点だけご注意を!


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