
【補足】Picasa は Googleフォト サービスへ移りつつあります。Googleフォト を利用した写真のアップロード方法は以下を参考にしてください。
【Mac】Googleフォトに写真をアップロードしてアルバムを作成する方法
Picasa は、Google が運営するクラウド型写真保管・共有サービスです。 (動画・静止画の保存ができます。)
同じクラウド型写真保管・共有サービスは Flickr や Instagram などありますが、Picasa を利用する利点は以下があります。
- Picasa 利用 Googleアカウントが Google+に登録されていれば、2048×2048ピクセル以内の写真は保存容量無制限で利用できる
- Blogger や Google+ など Googleサービスとの連携がカンタン・便利
特に最初の利点は非常に魅力的です。Google+ に登録されていなくとも、800×800ピクセルであれば容量無制限で利用できますが、800 と 2048 ピクセルでは画質の違いが大きくなりますので、Google+ に登録して利用しましょう。
【補足】既存の Googleアカウントを Google+ に登録する方法は以下の記事を参考ください。
既存の Googleアカウントに Google+機能を追加する | C-through the Mac
他のサービスと比較してデザインや使い勝手が劣るかなといったところはありますが、この 2048ピクセルの容量無制限ということで、わたしはもっぱら個人用、あるいは特定の人と共有するために使っています。
Picasa では、ウェブアルバムというものが作成されそこに写真を保存していきます。Picasa へのアップロード手順を以下に記載します。
【補足】以降は主に Mac での操作方法を記載しますが、Windows でも似たような操作となります。把握している違いは記載していきます。
Picasa アプリをダウンロードしてインストールする
Picasa への写真アップロードは、専用の Picasa アプリケーションを使用するのが便利です。
Picasa アプリは、picasa.google.com から「Picasa をダウンロード」をクリックします。

Mac では "picasamac39.dmg" ファイルがダウンロードされるので、ダブルクリックして実行し展開します。展開した "Picasa.app" は、アプリケーションフォルダに入れておきます。
アプリケーションフォルダに入れた "Picasa.app" を起動します。まずライセンス規約画面が表示されるので「同意する」をクリックします。

【補足】Windows 版の Picasa アプリケーションではインストール時に、「スキャンする箇所」と「Picasa 専用のフォトビューアと紐付ける拡張子をどうするか」を聞いてきます。
全体のスキャンは時間がかかりますので、スキャン箇所は "マイ ドキュメント、マイ ピクチャ、デスクトップのみをスキャン" にしておきましょう。フォトビューアも他に写真編集ソフトなどを使っているときは "Picasa フォトビューアを使用しない" を選択しておきます。これらはあとで変更できます。
※ Picasa フォトビューアは Mac 版にはありません。
Picasa アプリの初期設定
色々な設定ができますが、まず最低限実施しておくべき設定を行います。
1. スキャン場所の設定
Mac の場合、デフォルトで iPhoto Library がスキャン対象となっており iPhoto の写真をすべてスキャンし始めます。
iPhoto で作成したイベント名ごとにまとめられたりすれば使い勝手が良いのですが、そんなことはないので、わたしはスキャン場所から iPhoto Library を外しています。
スキャン場所を変更するには、Picasa アプリを選択した状態で上のメニューから「ツール」⇒「フォルダマネージャ」を開きます。
フォルダマネージャでは、左のフォルダリストから変更したいフォルダを選択して、右のラジオボタンからその選択したフォルダに対してどのようなアクションとするかを決めます。
スキャン対象から外す場合は、「Picasa から削除」を選択しましょう。設定が終わったら「OK」をクリックします。
スキャン対象から外したフォルダは、Picasa アプリからも消えます。
2. Google アカウントでログインする
最初に記載したように、Google+ に参加している Googleアカウントを利用すると、2048×2048ピクセルの写真を無制限にアップロードできるようになります。
Google アカウントでログインして使用するには、右上にある「Google アカウントでログイン」をクリックします。
Google ログイン画面が表示されますので、アカウント名 (メールアドレス) とパスワードを入力して「ログイン」します。
Picasa アプリの右上にアカウント名と Google+のマークが表示されていれば、Google+ に参加している Google アカウントでログインできているということがわかります。
【補足】Windows では、インストール時に指定できた Picasa フォトビューアの拡張子指定が「ツール」⇒「フォトビューアを設定」から変更できます。
最後に「Picasa」⇒「環境設定」(Windows の場合は「ツール」⇒「オプション」) から "Google+ の写真" タブを確認し、デフォルトのアップロードサイズが "ウェブ共有に最適 (2,048 ピクセル)" となっていることを確認しましょう。

Picasa アプリから写真をアップロードする
あらかじめ、アップロードする写真をフォルダにまとめておきます。そして Picasa アプリの左上「インポート」をクリックします。

"インポート元:" からアップロードしたい写真が入っているフォルダを選択します。

"フォルダ タイトル:" を入力し、「すべてインポート」をクリックします。ここの "フォルダタイトル" がアップロードした時の ウェブアルバム名 にもなりますので、わかりやすい名前をつけましょう。

すると、Picasa アプリに指定したフォルダに含まれる写真がすべてインポートされます。
※ この時点では Picasa アプリにインポートされただけであって、アップロードはまだされていません。
次に右上の「ウェブに同期」ボタンをクリックします。

設定確認のポップアップが表示されますので、サイズが 2,048ピクセル、公開設定が 自分だけ となっていることを確認して「同期」をクリックします。

ここで写真の同期 (アップロード) が開始です! 写真の枚数とサイズや通信回線速度によっては時間がかかります。アップロードされたことは Google+ から「写真」⇒「アルバム」を見ることでも確認可能です!
もちろん、Picasa ウェブアルバムの自分のページ からも確認可能です!!
あとがき
Picasa アプリの使い勝手が良いため、結構カンタンにアップロードまでできました。しかし、デフォルトのスキャン場所に大量の写真ファイルがあると、最初のアプリ起動後に延々とスキャンを実行しているのでここらへんは注意が必要です。
2048ピクセルで無制限にアップロードできるというのは非常に魅力的ですね! 今後もガンガンアップロードして使い倒したいと思います!
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