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 photo credit: Camil Agapie via photopin cc

接写というのは、マイクロ撮影とも呼ばれているもので、写す対象物 (被写体) にズズイッと近づいて至近距離で撮影する方法です。


接写できれいに撮れた写真は迫力があり、普段見ていない視点から見ることで新しい気づきなどがありイイですよねー。一般的には専用のレンズや機能をもつカメラで撮影したりします。


いつも持ち歩ける iPhone でも、きれいに接写できるといいですよね。ここでは、iPhone の標準カメラを使ってきれいに接写する方法をご紹介します。


【補足】

iPhone は年々カメラ機能が向上していますが、専用のカメラで撮影した写真と比べるとやはり精細さなどは見劣りしてしまう部分はあります。ここでは専用のカメラと同じようにきれいに撮るのではなく、iPhone の標準に搭載されているカメラと機能で "できるだけ" きれいに撮る方法のご紹介です。


フラッシュ機能をオフにする

フラッシュが発生し余計な光が入り込むと、見た目とはまったく異なる配色になったりしてしまいます。


フラッシュ機能は オフ にしましょう。カメラを起動し左下のフラッシュ部分をタップすると、「自動」「オン」「オフ」の選択がでてきますので、「オフ」をタップします。

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自動露出とオートフォーカス機能をロックする

自動露出 (AE: Auto Exposure) とは、自動で明るさを決めてくれる機能のことであり、オートフォーカス (AF: Auto Focus) は自動でピントを合わせてくれる機能のことです。


これらは通常の写真撮影では非常に便利な機能なんですが、接写のように被写体まで近づいてカメラを固定して撮影する場合は、撮影距離が決まった時点でロックしたほうが良いです。


撮ろうとしたときにちょっとだけ iPhone がブレてピントが動いてしまったときにはストレスたまりまくりでしょう... 良い写真も撮れるわけがありません。


これらの機能をロックするには、露出とピントを合わせたいところで画面を長押しします。

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そして手を離すと、画面下に "AE/AFロック" と表示されますので、このようになれば機能はロック状態となっています。

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HDR モード撮影をする

HDR は「ハイダイナミックレンジ」の略です。詳しい説明は Wikipedia あたりを見ていただくとして、カンタンに言うと露出 (明るさ) を変えた写真を1回のシャッターで複数枚撮り合成することで、明るすぎて真っ白にとんじゃったり真っ黒でつぶれちゃう部分をできるだけなくす技術です。


HDR でシャッターを切ると通常のシャッターより時間がかかり、動くものを撮るとブレて見えるのは、短時間であっても複数枚撮って合成しているためです。この HDR モードにより、接写ではよりくっきりときれいな写真が撮れるケースが多いです。


HDR モード撮影にするには、カメラを起動し左に "HDR" の項目があるので、タップして「オン」にします。

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この状態で撮影を行うと、HDR モードと通常モードの 2枚の写真が保存されます。「設定」アプリから HDR モードの写真だけ残す設定もできますが、被写体の動きや光の加減で通常モードのほうがきれいに撮れる場合もあるので、両方保存としといたほうが良いでしょう。


あとがき

ここで紹介した 3つの設定をしてから撮れば、よりきれいな写真が撮れる可能性が高くなりますので、ぜひ試してみてください!





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