
Google が、Google Keep というサービスをリリースしました! Google Keep とはカンタンにメモを作成でき、インターネットを通して保存・他デバイスと同期して利用できるサービスです。
現在のところ、Google Keep は以下からアクセスすることができます。
- Android 4.0.3 以上が搭載されたデバイス
- Chrome などのブラウザで Google Keep のホームページから
Android デバイスからの操作は、専用のアプリをインストールします。

カテゴリ: 仕事効率化 価格: 無料 (記事公開時)
Google Keep のホームページからは、Google アカウントを持っていればすぐに利用することができます。
Google Keep で何ができるのか?
Google Keep は、メモ作成・閲覧サービスです。例えば、メモをちょっと作成してあとで確認する用途であれば、以下のように何にでも使えます。
- ウェブ上で気になった記事の保存
- 買いたいものリスト作成
- 旅行先で撮った写真の記録 ....
こういうメモ記録系サービスは、あとのことはあまり考えず「思いついたことをとりあえず記録する」というように使ったほうが長く便利に使えます。文字、音声、写真で記録できるものであれば、用途は人それぞれと言ってもよいでしょう。

世間的な認知度・機能から見て、一番有名なオンライン・メモ記録サービスは、 Evernote でしょう。Microsoft の OneNote など、他にも幾つかあります。
ここでは、代表的なメモ記録サービスである Evernote との違いを少し見ていきます。
Google Keep でできなくて、Evernote でできること
Evernote は日本語版のサービスが開始されてから、既に 3年経っています。そのため、Evernote でできることのほうが断然多いです。
Google Keep にできなくて、Evernote でできる主なサービス・機能としては以下があります。
- 画像以外に PDF, Office 文書の保存・閲覧が可能
- ノートブックとタグ付けによるメモの選別が可能
- iOS (iPhone, iPad) の専用アプリがある ...
Google Keep は残念ながら、今のところ文字と音声を除くと保存できるファイル形式は jpeg, png, gif しかなく、サイズは 10MB までです。Evernote はファイル形式に制限なしで、無料アカウントでも 1ノートあたり最大 25MB まで保存できます。
Google Keep は、Evernote のノートブックやタグのような情報を整理する機能がありません。メモを色分けすることはできますが、確認した限り「黄色だけのノートを表示させる」といった使い方はできませんでした。
Google Keep は iOS 用のアプリがありません... そのうち他の Google アプリと同様にリリースされると思いますが、iPhone 持ちとしてはこれがリリースされるまでは本格的に使うことができないかな... という感じです。(Safari などのブラウザからアクセスすることはできます。)
これらは主な機能だけで、Evernote のほうが機能が豊富で使い勝手が非常によく、まだ気軽に「Evernote ではなく Google Keep のほう使っちゃおうかな」と考えるまでもいかないですねぇ。でも、Google さんのことですから、今後の機能追加に期待大です!
Google Keep でできて、Evernote にできないこと
Google Keep でできて、Evernote にできないことはほとんどありません。
でも、ひとつだけ「やっぱり優秀だなぁ、使いやすいなぁ」と思ったのは、検索 です。
少し試した限りでは、検索結果の表示は速く快適です。また通常の Google 検索と同じように、検索語句を入力して決定をする前に検索結果が表示されるので、目的のメモが見つかったらすぐに見ることができます。

あとがき
ちょっと調べて不明だった点は、合計でどれぐらいの容量まで保存できるのかというところです。
Google Drive と連携しているようなので (メモを作成しても、Google Drive からは見えないようですが...) 、それであれば容量は 5GB までということかもしれません。有料にすれば増えるとはいえ、気軽にメモを記録していくサービスだと容量を気にせず使いたいところですね。
まだリリースされただけということもあり、機能としては不十分ですが今後徐々に拡張されていくでしょう! そして、iOS 版アプリもリリースされるはず... 今後が楽しみです!
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