
iOS 10 をアップデートされた方もかなりいらっしゃるかなと思います。そして、アップデート後に結構聞くのが「アップデートしたら動作遅くなったんだけど」ということ。
自分自身が試してみたことも含め、アップデート後に iOS 10 iPhone / iPad をスピードアップするために確認・実施した方が良いことをご紹介します。
1. 再起動する
これは一つのおまじないみたいなもんです。アップデートした直後は、何も考えず再起動しましょう。「電源ボタン長押し(停止) ⇨ 電源ボタン長押し(起動)」で OK です。
【参考】
アップデートすることで、iPhone 内にあるメモリキャッシュやアップデートで一時的に保存されて残ってしまっているファイルなどが削除されます。これで動作が快適になるケースが結構ありますよ!
2. しばらく待つ
iOS 10 へアップデート後、操作ができるような状況になっても快適なアクセスのための索引作成やデータの同期がバックグラウンドで実行されています。この影響で iPhone / iPad のパフォーマンス全体が低下している場合があります。
このような状況の場合、すぐに解決する方法はありません。再起動しても、再起動後にこれらの処理が実行されるため、再起動は解決策になりません。
解決するには、このバックグラウンド処理が終了するのを待つ必要があります。終了までの時間は、インストールされているアプリの数や使用状況によるので一概には言えませんが、必ずいつかは終わるので「1日ぐらいしょうがねーな」ぐらいの広い心で待つことにしましょう。
再起動やしばらく待つことでほとんどのことは解決するはずです。それでも解決しない場合は、以降の項目を実行してみてください。
3.「視差効果を減らす」を オン にする
画面の移り変わりや、アプリの起動に遅さを感じる場合はこちらの設定変更を試してみてください。「設定」アプリから「一般」⇨「アクセシビリティ」をタップします。

アクセシビリティ内にある「視差効果を減らす」をタップして、この項目を オン にします。

これをオンにすることで、iPhone / iPad 全体の動作がシンプルになる(動作が簡素になる)のですが、動作の結果自体に影響が出ることはありません。
3.「透明度を下げる」を オン にする
コントロールセンターの操作、ロック画面からの解除、通知センターの操作などが遅いと感じるときは、こちらの設定変更を試してみましょう。
こちらも「設定」アプリの「一般」⇨「アクセシビリティ」を開き、そこから「コントラストを上げる」を選択し、「透明度を下げる」という項目を オン にします。

これらをオンにすることで、背景が透明がかった表示ではなくなります。

4.「Appのバックグラウンド更新」を オフ にする
ときどき全体的に遅くなる症状が発生する場合は、こちらの設定を疑ってみます。ときどき実行されるバックグラウンド処理が影響しているかもしれません。
設定を変更するには、「設定」アプリから「一般」⇨「Appのバックグラウンド更新」を選択し、「Appのバックグラウンド更新」項目を オフ にします。

これらはバッテリー消費も節約する効果がありますので、確認することをオススメします。オンにする場合も、必要なアプリのみオンにするようにします。
5. 空きスペースを増やす
iPhone / iPad 自体の空きスペース(ストレージの空き容量)が少ない場合は、空きスペースを増やしてみましょう。空きスペースが少ないと、アプリを起動したときや、アプリを操作しているときに動作が遅くなる場合があります。
少なくとも空きスペースは 1GB はほしいところです。サイズが大きめのアプリを複数インストールしている場合は、3GB ぐらい確保しておきたいです。
空きスペースを確保するには、iPhone / iPad に保存されている写真やムービーを削除したり、不要なアプリを削除することが有効です。詳細は以下の記事を参考にしてください。
【参考】
6. それでも動きが遅かったり動作がおかしい場合は...
これでも動作が遅かったり怪しい場合は、あまり有効な方法はありません。唯一あるとすると、iPhone / iPad を一度初期化(出荷状態に戻す)してみることです。一度まっさらになるので、いろいろな問題が解決する可能性があります。
これでもダメな場合、3年ぐらい前以上古いモデルの iPhone / iPad を使っているときは、スペック的に早く処理をすること自体が無理になってきているかもしれません。その場合は、新しいモデルの iPhone / iPad への買い替えを検討ですかねぇ〜
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