色々と使える単語 / 語句 / 文 を補完できる Snippet アプリ、Textexpander。使っている方は「もう手放せないよぉぉぉ」という声を聞きますが、そのうちの一人である taiho です。

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Mac では、Mac App Store 経由で Textexpander 3.4.2 を購入できますが、本家サイトではバージョン 4.x がリリースされています。
「うーむ、待っていたら Mac App Store でも 4.x でるのかなぁ。」と思っていたら、本家サイトに以下情報がありました。アプリケーションの性質上、Mac App Store の方針に合わないため、今後は Mac App Store でのリリースやアップグレードは行わないとのこと。
TextExpander cannot be "sandboxed" according to the latest restrictions from Apple, and is therefore no longer available in the Mac App Store. Those who currently have Mac App Store licenses just need to download TextExpander 4, which will see the Mac App Store license and offer the upgrade. TextExpander 3 will continue to be available in the Mac App Store, so that current users can continue to install it. However, Smile will not be allowed to add any new features to TextExpander 3 in the Mac App Store.
OS X Lion 10.7.3 から導入 / 義務付けられたアプリケーションの Sandboxing 化により、Mac App Store でのリリースが困難になったとのこと。Sandboxing 化は、システムや他のユーザー / アプリケーションへの影響を最小限にすることを目的に導入された機能であり、それはそれでありがたい機能ですが、Textexpander のように他のアプリケーションと連携するアプリケーションは、逆に制限となってしまうんですね。
そのため、Mac App Store の Textexpander は今後も購入可能なものの、バージョンアップだけではなく、現在リリースがされている バージョン 3 の機能追加についてもできないとのことです。
ちょっと前置き長くなりましたが、そんなこんなで今回は Mac に新しく Textexpander を導入する機会いがあったのですが、Mac App Store からではなく、本家サイトから Textexpander 4.1.x をダウンロードして導入し、iPad / iPhone の Textexpander touch と連携したのでその方法を記載します。
Dropbox を利用した Mac / iPad / iPhone 間の Snippets 同期方法
TextExpander は、Mac 側でメインに使うケースが多いはずです。そのため、Mac 側の設定を先に行う方法を記載します。
今回は、以下の環境で確認しました。
【確認】
- OS X Mountain Lion 10.8.1 + Textexpander 4.x.x + Dropbox
- iPad 3rd generation + Textexpander touch 1.2.6 + Dropbox
- iPhone 4 + Textexpander touch 1.2.6 + Dropbox
【Mac 側の設定】
- TextExpander を起動した状態で、「Preferences」 を開きます。
- 「Sync」タブを選択します。
- "Synchronized method:" で、「Dropbox」を選択します。
- 以下メッセージが出た場合は、「OK」を選択し、Dropbox 内に TextExpander のフォルダが生成されるようにします。




これだけです! これで、Dropbox のフォルダ直下に TextExpander というフォルダが作成され、その中に設定ファイルが生成されます。

次は、iPad / iPhone 側の設定です。Mac で Dropbox に置いた設定にリンクさせます。
【iPad / iPhone 側の設定】
- TextExpander touch を起動し、左下にある Settings のアイコン
をタップします。※iPad 版は右上にあります。
- Settings の中に、「Use Dropbox」という項目があるので、これを ON にします。
- その後、以下のように TextExpander と Dropbox の連携を許可するかどうかの画面が表示sれますので、「許可」をタップします。
- 以下のように Dropbox のデータのリンクを張るか、置き換えるかを聞いてきますので、「Link to Dropbox」を選択します。




これで同期完了です。最後の iPad の設定で「Repalce Dropbox Data」を選択してしまうと、iPad の Snippets データが Dropbox 上のデータと置き換わってしまい、Mac で設定したデータが消えてしまうので注意です。
TextExpander の Snippets をどこかのデバイスで追加すると、同期の設定をしている他のデバイスへ自動で同期されます! これは便利ですねぇ〜
Snippets を同期する方法は、Local Network Sharing という家庭内や職場という同じネットワークの通信を利用する方法と、Dropbox を使ってクラウド経由で同期する方法があります。 同期させる機器が複数あり、外出先でも利用することがあるのであれば、Dropbox を使った同期方法の方が場所を選ばず同期できるので便利です。


カテゴリ: 仕事効率化
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