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【iPhone】3G / LTE の通信量を抑える 13個の設定 + 4つの方法
iPhone 5 から LTE プランが必須になりましたねー。
LTE の高速通信は非常に快適なのですが、プランに通信量 7GB の縛りも出てきて通信量が多すぎにならないよう、気を使う必要が出てきました。
※ここでの通信とは、キャリア (au, SoftBank) からの通信料金が発生する 3G / LTE と表示されて通信していることを指します。
そこで、できるだけ通信が発生しないための設定とその操作をまとめてみます。
1. Wi-FI を オン
Wi-Fi をオンにして、できるだけ 3G / LTE の通信が発生しないようにします。 公衆 Wi-Fi スポットや自宅などで無線LAN を使っているときは 3G / LTE の通信は発生しません。
「設定」アプリを起動し、「Wi-FI」をタップして オン にします。

しかし、公衆 Wi-Fi スポットより LTE のほうが通信速度が速い場合が多いので、常に WI-Fi オン ではなく LTE エリアでウェブ閲覧やメール確認など、それほど通信量が発生しなければ オフ にして LTE の電波をつかむようにするのが良いでしょう。
2. 診断/使用状況を オフ
iPhone や iPad の iOSデバイスは、デフォルトだと自動で Apple にデバイスの診断データと使用状況を定期的に送っています。
通信量を抑えるため、これをオフにしてしまいましょう。「設定」アプリ ⇒「一般」⇒ 一番上の「情報」⇒ 下から 2番めの「診断/使用状況」を選択します。

「送信しない」をタップしてオフにしましょう。

3. Siri を オフ
使っていなければ、サーバーにアクセスして動作する Siri をオフにしてしまいましょう。
「設定」アプリ ⇒「Siri」を選択してオフにします。

4. モバイルデータ通信 を オフ
利用している一部の機能は、モバイルデータ通信 (3G / LTE) で通信をしないよう設定ができます。これらをできるだけオフにしてしまいましょう。
「設定」アプリ ⇒「モバイルデータ通信」⇒ 下のほうにある "モバイルデータ通信を使用: " にある一覧からオフにします。

よく利用する機能はオンにしても良いですが、ダウンロードするものによっては多くの通信量が発生する「iCloud書類」「iTunes」はオフにしておきたいところです。
5. 位置情報サービス を オフ
iOS デバイスには、アプリケーションが位置情報に基づいた最適なサービスを提供するために、必要なときあるいは定期的に現在の位置情報を送信しています。
これらも、必要だ! というもの以外はオフにしてしまいましょう。 "システムサービス" というものがあり Apple へも位置情報を送信していますので、これらもオフにします。
「設定」アプリ ⇒「プライバシー」⇒「位置情報サービス」と選択し、一番上の「位置情報サービス」そのものをオフにするか、よく利用するアプリを残しそれ以外のすべてをオフにするようにします。

「位置情報サービス」をオンにした場合は、続けてその一覧の一番下にある「システムサービス」をタップします。

この「システムサービス」も必要なもの以外オフにするようにします。わたしは、基本的にすべてオフにしています。

「システムサービス」の各項目のカンタンな説明は以下です。不要なものはすべてオフにしましょう。
Genius for Apps | App Store の Genius 機能で使用。使用しなければオフ。 |
コンパスの調整 | コンパスアプリケーションで使用。使用しなければオフ。 |
位置情報に基づくiAd | iAd(広告) を現在の位置に基づいて表示。どうでもよければオフ。 |
携帯電話通信網検索 | 3G, LTE ネットワークを検索して接続を助けています。Wi-Fi メインの使用でなければオンのほうが良いかも。 |
交通情報 | マップアプリケーションで使用。日本ではまだ利用できないのでオフ。 |
時間帯の設定 | タイムゾーンの設定。海外へ頻繁に行って利用しなければオフ。 |
診断/使用状況 | デバイスの状態や使用状況が Apple へ送付される。どうでもよければオフ。 |
6. iCloud を オフ
非常に便利な iCloud ですが、同期するために当然通信もそれなりに発生します。
不要なものや、そんなに使わないものはオフにしてしまいましょう。
「設定」アプリ ⇒「iCloud」を選択します。 オフにしたい項目をタップして、オフにしましょう。

7. メールのデータ取得をフェッチにし、取得間隔を手動にする
メールはデフォルトだと取得方法はフェッチであり、フェッチ機能に対応しているメールアカウントは、メールが到着するたびに通知されそこで通信が発生します。
また、フェッチではなくプッシュ機能にしても、取得間隔が短いとその分メールサーバーとの通信が多く発生します。
頻繁に確認する必要のない場合は、フェッチ機能をオフにしてプッシュ間隔も手動にしてしまいましょう。
「設定」アプリ ⇒「メール/連絡先/カレンダー」を選択し、「データの取得方法」をタップします。

「プッシュ」をオフにして、その下のフェッチ取得頻度を「手動」にします。

iPhone をビジネスで使用しているからそのメールだけでもプッシュされるようにしたい! という方は、メールアカウントごとにプッシュ機能の設定ができます。
「プッシュ」をオンにして一番したの「詳細」をタップします。

プッシュにしたいメールアカウントを選択するとスケジュール選択の一覧が表示されるので、「プッシュ」をタップしましょう。
8. メールの画像読み込み を オフ
メールでは、文よりもサイズが大きくなる画像の読み込みをオフにすることができます。これにより、画像分の通信を抑えることができます。
「設定」アプリ ⇒「メール/連絡先/カレンダー」を選択し真ん中ぐらいにある "メール" 一覧項目の「画像を読み込む」をオフにします。

すると、以下のように画像 (イメージ) をすべて読み込まないため、画像も確認したい時は「すべてのイメージを読み込む」をタップして表示させます。

9. カレンダーの同期期間を短くする
カレンダーは設定がされていれば、Googleカレンダーや iCloudのカレンダーと同期します。
この同期の量が多いと、その分通信量は発生します。同期をできるだけ短い期間にしてしまいましょう。
「設定」アプリ ⇒「メール/連絡先/カレンダー」を選択し、下の方にある "カレンダー" 一覧項目の「同期」をタップします。

2週間前、1カ月前、3カ月前、6カ月前、すべて の 5つから期間を選べます。

特に理由がなければ、「1カ月前のイベント」ぐらいで十分でしょう。何か仕事柄とかで「過去を良く振り返るんだから必要なんだよ!」という方はそれにあった期間にしましょう。
10. リマインダーの同期期間を短くする
これも、理由はカレンダーと同じです。特にリマインダーを良く使っていれば、それだけ同期に使用する通信量も増えるので、できるだけ同期の期間を短くしましょう。
「設定」アプリ ⇒「リマインダー」⇒「同期」をタップします。

2週間前、1カ月前、3カ月前、6カ月前、すべて の 5つから期間を選べます。これも理由がなければ、過去 1カ月分ぐらいで十分でしょう。

11. iTunes Store/App Store の自動ダウンロードを オフ
iTunes Store と App Store には、ほかのデバイスで新規購入したモノを自動的にダウンロードする機能があります。ミュージックや映画、App (アプリ) にはサイズが大きいものがあるので、意図せず通信量が発生してしまう場合があります。
これらはオフにして、できるだけ Wi-Fi に接続しているときに必要なモノを手動で各ストアからダウンロードするようにしましょう。
「設定」アプリ ⇒「iTunes Store/App Store」を選択して、自動ダウンロードの「ミュージック」「App」「ブック」をすべてオフにしましょう。

さー、これまでは通信量を抑えるために実施しとけばいいよ! という設定を確認してきました。
でもどれだけ設定をきちんとしても、通信量が多く発生する操作をガンガンしてしまっては意味がありません。
これからは、「これだけはやめとけ!」という方法を幾つか記載します。
12. 動画はできるだけ Wi-Fi 経由で見る
LTE は通信が高速なので、動画でも結構スイスイ見れたりします。
でもだからといって見まくると... ハイ、アウトです。一気に通信量増えちゃいます。
動画はメールのようなテキストや Safari で見る画像に比べてサイズが多くなります。動画は Wi-Fi 環境でできるだけ見るようにしましょう。
13. アプリやミュージック、映画の購入は Wi-Fi 経由で行う
ミュージックは 十数MB ぐらいのサイズがありますし、アプリもモノによっては数十MB 以上になったりします。映画なんて数GB いったりします。
こんなのを幾つかダウンロードしたら、一気に通信量が増えてしまいます。
iTunes Store のダウンロードは、上に記載した「4. モバイルデータ通信 を オフ」で "iTues の オフ" を設定して 3G / LTE 環境でダウンロードしてしまわないようにしましょう。
どうしてもダウンロードしたい場合も、ダウンロードするモノのサイズを確認するようにしましょう。App Store であれあば、詳細情報の「サイズ」を確認して 十数MB 以上の場合は、あとで Wi-Fi 環境でダウンロードするなどにしましょう。

14. 画像や動画を添付したメッセージ、メールの送信も Wi-Fi 経由で行う
画像や動画はサイズが大きいため、見ると通信量が発生するのは記載したとおりですが、それを自分から発信してしまうのも気をつけましょう。
良い写真やムービーが撮れた! というときは誰かにまっ先に知らせたいところですが、それが多くなると結構な通信量になってしまいます。
これを! という最低限のモノだけ送って、あとはゆっくり Wi-Fi 環境のある自宅からでも送るようにしましょう。
15. 怪しいアプリはダウンロードして使わない
いま、アプリは山のようにリリースされています。そして、そのアプリがウラでどのような動きをしているかなんてことを正確に知ることはほぼ不可能です。
Apple がリリース前に審査しているとはいえ、もしかしたら定期的に大量のデータをわっさわっさとどこかに運んでいるかもしれません。そんなアプリをダウンロードして使ってしまったら、「気がついたら何でこんな通信してんの?」という状況になるでしょう。
怪しそうなアプリは、できるだけ使わないようにしましょう。ダウンロードもしないほうが良いです。一度起動すると、停止させてもウラで動いているというアプリもあったりします。
何か動きがおかしいな... と少しでも思ったら、削除してしまいましょう。
あとがき
以上です。まとめたら結構あって、15項目までいきました。
最初あたりの設定項目は、ハッキリ言ってそれほど効果が大きくないかもしれません。主に最後の 4つに気をつければ、7GB 越えちゃったということはそうそうないでしょう。でも、チリも積もればなんとやら ですので、設定をするに越したことはないです。
あと、項目は以前まとめた 【iPhone】バッテリーの消費を抑える 9つの設定 + 1つの方法 とかぶる項目がありました。やっぱりバッテリー消費と通信量は結構つながるものがあるんですねー
LTE プランの 7GB にひっかからないようちょっと気をつけて、楽しくガンガン iPhone を使っていきましょう!
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