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iMac や MacBook 購入後にまずやらなければいけないことの 1つにセキュリティ対策があります。
Mac の OS X はセキュリティが優れているから、Windows のようなウィルスセキュリティソフトをインストールしなくても良いとか聞きますが、決してそんなことはありません。
ここでは最低限実施すべき 6つの対策を記載します。
1. Java を無効化する
Java は脆弱性が定期的に報告されているため、不要であれば無効としましょう。最近も以下のようなニュースがでています。
Javaに新たな「ゼロデイ」の脆弱性、既に悪用攻撃も横行 - ITmedia エンタープライズJava はウェブブラウザで使われているケースがありますので、これを無効にします。以下に各ウェブブラウザで Java を有効にする方法が記載されていますので、"有効" の箇所を "無効" に読みかえて設定の確認、無効化をしましょう。
【参考】: WebブラウザでJavaを有効にするにはどうすればよいですか。
ただし、無効化にすることで「プラグインが見つかりません」などのメッセージが表示され、見れなくなるサイトもでてきます。これはセキュリティを強化するか、危険を受け入れて見るかの判断になりますね。
以下に Safari での Java 無効化を例として記載します。Safari を起動して上のメニューから「Safari」⇒「環境設定」を開きます。

「セキュリティ」タブから「Java を有効にする」のチェックを外せば OK です。

2. Adobe Reader をアンインストールする
Java と同じように、Adobe Reader も定期的に脆弱性が報告されています。PDF を見るだけであれば OS X 標準のプレビューアプリで見れますので、不要であれば Adobe Reader はアンインストールしてしまいましょう。
アンインストールは、アプリケーションフォルダにある Adobe Reader をゴミ箱に移してゴミ箱を空にすれば OK です。「念のため関連するファイルも含めてすべて削除したい」ということであれば、TrashMe アプリなどを使用して削除するのが安全かつ便利です。
3. Adobe Flash の動作をブロックする
Adobe Flash Player も過去定期的に脆弱性が報告されていますので、動作をブロックするようにしましょう。
ただし、こちらもブロックすることできちんと表示されなくなるサイトがでてきますので、あしからず。
Safari の場合、拡張機能の ClickToFlash が有効です。以下からダウンロードできます。
【ダウンロード】: ClickToPlugin & ClickToFlash Safari extensions
リンク先の "Download ClickToFlash x.x.x" をクリックしてインストールしましょう。
インストール後、Safari の「環境設定」から「拡張機能」タブを開き、「"ClickToFlash"を有効にする」にチェックがあれば OK です。

Chrome と Firefox の場合は、FlashBlock という拡張機能があるので、これをインストールすることでブロックできます。
4. ソフトウェア・アップデート、セキュリティアップデートを常に最新の状態に保つ
脆弱性が発見されると、Apple やソフトウェア・メーカーはそれに対応するセキュリティパッチやアップデートを提供します。これらをできるだけ最新の状態に保ちましょう。
設定および確認方法です。「システム環境設定」から「ソフトウェア・アップデート」を選びます。

以下の 3つにチェックがついていることを確認しましょう。ついていない場合はチェックします。
- アップデートを自動的に確認
- 新しいアップデートをバックグラウンドでダウンロード
- システムデータファイルとセキュリティアップデートをインストール

5. アンチウィルスソフトをインストールする
Windows には アンチウィルスソフトをインストールしていても、「Mac はなんとなくインストールしなくても大丈夫だろう」と思っている方もいるかもしれません。(自分もそうでした ^_^; )
しかし、OS X でも最近はマルウェアによる攻撃が聞かれるようになりましたし、今後市場シェアが増えてくるとますますウィルスの数が増えてくる可能性があります。
OS X にもアンチウィルスソフトを導入しましょう。フリーのものもありますし、有名なアンチウィルスソフトウェアメーカーからは Mac 対応版が出ています。
6. 怪しいアプリはインストールしない / 怪しいウェブサイト・メールは開かない
マルウェアを踏まないためには、結局のところこれが一番大事だったりします。でもここで問題なのは、どうやって怪しいかどうかを判断するかです。
アプリの場合は変な噂はないか、実績はあるかをインストールする前にインターネットで検索して調べましょう。
ウェブサイトはなかなか巧妙なケースがありますが、コンテンツが充実しているか、URL がおかしくないかなどを含めて判断します。また、知らないアドレスからのメールは開かない、少なくとも添付ファイルは絶対開かないようにしましょう。
まとめ
ウィルスやマルウェアへの対策は、ウィルスソフトやシステムアップデートをできるだけ最新にしつつ、アンチウィルスソフトで侵入を守り、怪しいサイトへの訪問やメールを開かないというのが鉄則です。
侵入されてしまって気づいた時は遅かった という時がありますからねー みなさんも気をつけてください!
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