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  photo credit: Jan Charles Linus Ekenstam via photopin cc

※前編はこちらをどうぞ!

Mac が起動しない! RecoveryHD にもアクセスできない!! 復旧までの奮闘記 (前編)


どうすればよいか良く考える

た「Windows を使ってたときから OS が起動しないなんてことは何回かあった。状況を整理して、何ができるかもう一度考えよう」(キリッ


  • 普通には起動しない
  • 復元アシスタントも起動しない
  • セーフモードやシングルユーザーモードでも起動しない

た「うーむ。これは、iMac のディスクにアクセスして、復旧させることは諦めよう。となると、外部から起動させるしかないか…」


ここで、やっと状況に沿ったまともなことを思いつく。iMac は、ふつう電源を入れれば、当然のこと iMac の中にあるディスクから情報を読み込んで起動させている。iMac のディスクに全然アクセスできないのであれば、外から起動させるディスクをつないで、そこから起動させれば良い。


た「よっしゃああぁぁぁぁ!そうそう、この日のために作成した起動ディスクが ......... ない!  いつか作ろうと思ってそんことすーーっかり忘れて作ってない!!   ぎゃああああぁぁぁぁぁぁ」


Snow Leopard ・・・だと?

本当に半泣きしながら、探す。さがす、さがす、さがして ....... いるうちに思い出す。


た「これは、iMac 2011 モデル。買ったとき、インストールディスクついてなかったっけ?」


iMac を買ったときにあのインストールディスクやうっっっすい説明書が入っていた白くて長い箱を思いだす。


た「あったああああぁぁぁぁぁぁ!!」

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インストールディスクを発見。

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OS X は Snow Leopard (10.6) だけど、iMac のハードディスク以外で起動できるディスクを何とか手に入れた。とりあえずこれを DVD ドライブに入れて電源ボタンを押す。


iMac「ジャジャーン」
た「Snow Leopard のこの紫ベースの銀河のデスクトップ、なつかしい…」


Snow Leopard さん、こんにちは。おひさしぶり。立ち上がったところで、iMac のほうのディスクのデータをとりあえず全部消してキレイにしておく。


ディスクユーティリティーを立ちあげて…

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消去する。

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次に、Snow Leopard のインストールをする。インストール?  そう、ここで Time Machine の復元とか、もっと別のメニューを見て吟味すれば Snow Leopard をインストールしなくても復旧できたかもしれない。でも、このときはインストールしか頭になかった。全然冷静になれてない(-_-;)   まぁよしとする。

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た「….」(もくもくと作業)


Snoe Leopard のインストールステップをこなす。そして、あの Snow Leopard 初回起動音 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


た「カックイイイイィィィィィ!!」


このときはスクリーンショットも撮り忘れて見入ってしまた。見たことがない方は以下をどうぞ。



Mountain Lion がダウンロードできない・・・だと?

起動後、とりあえず Mac App Store から Mountain Lion (10.8) をダウンロードしようとするが、なんか怒られる。


iMac「ムリムリ」
た「なんでやねん!!」ビシィッ


なにやら、ソフトウェア・アップデートから "Mac OS X 統合アップデート" なるものをまずインストールする必要があるらしい。

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インストール完了すると、すんなりダウンロードを受け入れてくれる。


そうすれば、あとは OS X Mountain Lion インストール!!ヒャッホウ

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Time Machine バックアップからの復元で完全復旧へ

みなさま、長い道のりでした。遠回りした感じも否めませんが、ここまでやってまいりました。


Mountain Lion 完了! あとは、Time Machine のバックアップからデータを完全復旧すれば、何もかも元通り! ヤタ━━━━


手順は、こちら の『システム全体を復元する』と全く同じですので、割愛させていただきます。


4つの教訓

今回、無事に完全復旧することができました。OS もデータも元通りです。しかし、だからこそ「これをやっといて良かった。」「これをやっとくべきだった。」ということを再確認・再発見しました。それらは以下です。

  1. Time Machine でバックアップは必ず取得すべし
  2. 起動ディスクは必ず作成しておくべし
  3. むやみに NVRAM リセット はするな
  4. 落ち着いて、冷静に時間を確保して対処すべし

1, 2 は言うまでもありません。今回は、2 である起動ディスクを作成していませんでした。これがあれば、Snoe Leopard インストールディスクなど使わずに済んだんだ...

【Mac】インストール用 USBメモリ起動ディスクを作成して再インストールと復元をできるようにしておく | C-through the Mac


『3. むやみに NVRAM リセット はするな』について、理由はよくわかりませんがこれを実行したあとに、復旧アシスタント (OS X ユーティリティ) が起動しなくなりました。これがなければ、RecoveryHD を使った復旧が可能でした。NVRAM リセットはハードウェア情報の一部をリセットしているので、最後の手段のひとつにしましょう。


『4. 落ち着いて、冷静に時間を確保して対処すべし』。何はともあれこれです。むやみやたらにネット情報を実行してくなんてもってのほかです。冷静に考えて実行しましょう。「自分で対応できない」というときも、むやみやたらな操作はせず、詳しい人に対処してもらいましょう。わからないまま進めるぐらいであれば、Twitter などで助けを求めて教えをもらうほうがまだ良いと思います。


あとがき

わたし自身も、PC 操作歴が長いわりには焦って行動してしまいました。大反省です(-_-;)


みなさんも気をつけてくださいねーーー。事前準備がトラブル対応のコツです。何が起きてもある程度大丈夫という状況を作り、Mac を一緒に使い倒していきましょう!




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