
Photo by www.sony.jp
パソコンでちょっとした仮想環境 (Linux とか別 OS 環境) を作りたいときは、VirtualBox を使っています。
VirtualBox はフリーな上、機能もそこそこそろっているので、便利なんですよね〜
先日、新しく入手した VAIO Tシリーズに VirtualBox をインストールしてゲストOS を起動したところ、「VT-x features locked for or unavailable in MSR. (VERR_VMX_MSR_LOCKED_OR_DISABLED)」というメッセージが出力されて起動できませんでした。

VAIO Tシリーズ (SVT1113A) では、仮想環境を支援するための Intel VT (Intel Virtualization Technology) がデフォルトで ON となっていないようです。
そこで、備忘録も兼ねて VAIO Tシリーズで Intel VT 機能を使うための設定方法を記載します。
BIOS メニューを開く
VAIO Tシリーズでは、BIOS メニューへカンタンにたどり着けるよう、「ASSIST」ボタンがあります。電源を OFF にしている状態で、この「ASSIST」ボタンを押します。

すると、「VAIO Care | レスキューモード」という画面が表示されます。

矢印キーで下に進み、「BIOS 設定メニューを表示」を選択して Enter を押しましょう。これで、Intel VT が設定できる BIOS メニューに進むことができます。
Intel VT 機能を Enable にする
BIOS メニューは、マウスが動作しないためすべて "矢印キー" で操作します。
まず上のメニューから、「Advanced」を選択します。すると、「Intel(R) Virtualization Technology」の項目があり、ここが "Disabled" となっているはずです。

この「Intel(R) Virtualization Technology」を選択し、F5キー を押します。すると、"Disabled" が "Enabled" に変わります。

これで設定変更は終了です。F10 キー を押すと以下が表示されますので、そのまま "Yes" で Enter キーを押して変更を反映させましょう。

これで設定は完了です!
あとがき
2011年に購入した iMac は、このような変更をしなくても Intel VT 機能がデフォルトで ON になっていました。
Windows が入って売られている Intel マシンは、デフォルトで ON になっていないケースのほうが多いみたいですね。
VAIO ではなくても、BIOS メニューから Intel VT の設定変更はできます。説明書などを見ながら変更しましょう!
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