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iPhone 便利すぎますねー。


ネットワークがつながっていれば、Safari でいろんなウェブサイトの情報が見れますし、いろんな情報を保持してくれてメンドウな入力を省いてくれたりします。


でも、それはセキュリティ的に安全とは言えない場合があります。iPhone をちょっと触られたスキに想定していないデータが盗み見されていたりとか、ネットワーク経由でもいろんなデータが飛び交いそれを見られてしまう危険もあります。


セキュリティ的な問題は、起きてからではホントに何をしても遅い事態になってしまいます。ここでの設定・Tips を確認して、より安全に Safari を使いこなしていきましょう。 


1. パスワードとクレジットカードの自動入力を オフ にする

パスワードの入力は、スマホや携帯でめんどうな作業の一つです。iOS 7 からはクレジットカード情報の保存も可能になり、Safari で ユーザーID・パスワード入力の手間を省くことができます。


でも、これらは 設定からカンタンに見られてしまう可能性があります。


「設定」アプリ ⇒「Safari」⇒「パスワードと自動入力」⇒「保存されたパスワード」または「保存されたクレジットカード」から、ID とパスワードの確認ができます。

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パスコード を設定しげおけばパスワードをかけることができますが、不安であれば万全を期してこの自動入力機能を "オフ" にしてしまいましょう。「設定」アプリを起動し、「Safari」を選択します。

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「パスワードと自動入力」をタップします。

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「ユーザー名とパスワード」と「クレジットカード」を "オフ" にしましょう。

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2. 広告に対する追跡機能をオフにする

Safari であなたがいろいろなウェブサイトを見ている情報は、より良い広告をあなたに見せるために追跡されています。


情報を晒していることに変わりはないので、表示される広告がどうでもよければ、これらが追跡されないようにしましょう。


「設定」アプリから「Safari」を選択し、「追跡しない」を "オン" にします。

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3. Cookie の保存をブロックする

Cookie は非常に便利で、あなたが ID とパスワードを使ってログインした状況を保存してくれて、短期間であれば次回から入力なしでログインできたりします。


しかし、これはあなたの氏名・メールアドレスなどの情報が抜き取られていることになります。これを防ぐためには、Cookie の保存自体をブロックしましょう。


「設定」アプリから「Safari」を選択し、「Cookie をブロック」をタップします。

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「常に」をタップしてすべてブロックするように設定しましょう。

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4. 詐欺ウェブサイトの閲覧に対する警告を "オン" にする

インターネットの世界では、フィッシング詐欺というものがあります。

[ 参考: フィッシング (詐欺) - wikipedia ]


有名なウェブサイトになりすまして、アクセスしたユーザーの情報を抜き取ろうとします。このようなサイトに対して、Safari は警告を出してくれる機能があります。これは必ず "オン" にしておきましょう。


「設定」アプリから「Safari」を選択し、「詐欺Webサイトの警告」を "オン" にしておきましょう。

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5. プライベートブラウザ モードを使おう!

Safari のプライベート モードでウェブサイトを見ると、通常のモード比べて以下のような異なる動きをします。

  • 閲覧したサイトの履歴を保存しない
  • タブ情報が iCloud に保存されない (iOS 7 以降)
  • 自動入力機能がオフ状態
  • 広告配信のための追跡がされない
  • Cookie の保存ブロックされる

そうなんです!プライベートモードにすると、これまで案内したセキュリティ Tips が動作してくれるんです!


ですので、セキュリティを考えて常にこのプライベート モードを使ってもよいですし、情報を探したり知らないウェブサイトを閲覧する可能性があるときはプライベートにするなど、使い分けることもできます!


プライベートモードのブラウジングをするには、Safari 右下タブバーのsafari_tabbar_01をタップします。
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【補足】

Safari 下のタブバーが表示されないときは、以下記事を参考にしてください。
【iOS 7】Safari で一番下のタブバーが出てこなくなったときに表示させる方法


左下「プライベート」をタップします。

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ページをすべて閉じるか尋ねられますので、「すべて閉じる」か「すべて残す」をタップします。

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プライベートモードのブラウザでは、上のステータスバーと下のタブバーが黒くなりますので、Safari を利用していれば現在プライベートモードかどうかはすぐわかります。


6. ウェブサイトの閲覧履歴と Cookie 情報を削除する

ここで紹介した Tips を使う前に保存されてしまった情報も削除したいですよね。そんなときは、以下手順で履歴と Cookie 情報を削除してしまいましょう。


「設定」アプリから「Safari」を選択し、「履歴を消去」と「Cookieとデータを消去」をタップして削除します。

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あとがき

作業の効率化とセキュリティ対策は、相反するところがあります。(セキュリティ対策をガチガチにしてしまうと、効率化をすることが難しくなる)


セキュリティリスクの度合いは、「"影響度" × "発生頻度"」で計算できます。発生する可能性がすごい低くても、一度漏洩すると財産を失う可能性のある「クレジットカード情報の保存」などは、やっぱりオススメできません。


上に記載した Tips をすべて設定しなくても、セキュリティ対策は意識を持つことが非常に重要ですので、便利に使いながら必要なときはプライベートモードにするなど、上手く Safari の機能を使って楽しくブラウジングしましょう!


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