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  photo credit: William Hook via photopin cc

iPhone 便利すぎて、手放すことなんて考えられないですよね。何でもいろいろと保存しておけば、いざというときも非常に便利です。


でも、それって本当に大丈夫でしょうか? ちょっと iPhone を触られたときにデータを盗み見されたり、ネットワーク経由で情報がさらされたりしてないでしょうか?


最低限、自分の他人に対する信頼や財産を失ったりしないように、セキュリティの知識を持って利用することが必要です。ここでは、iPhone とその中のデータを守るための設定項目や Tips を通して、より安全に利用する方法を見ていきます。


1. "パスコード" を設定する

基本中の基本と言っても良い、パスコード設定です。ロック画面を解除するときに、パスコード (パスワード) 入力が必要な設定にします。


でもこれが、結構設定してない人多いんですよね... 設定しましょう! 「設定」⇒「一般」⇒「パスコードロック」⇒「パスコードをオンにする」にて設定が可能です。

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その他の項目も含めた詳しい設定方法は以下をご覧ください。

【iPhone/iPad】最低限のセキュリティ対策「パスコード」を設定しよう!


2. ロック画面からの通知センターを使用不可にする

iPhone の上端から下へスワイプするだけででてくる通知センター。こちらが何もせず自動で通知・画面に表示してくれるんですが、ここから情報を見られたりアクセスできたりということが可能です。


少なくとも、ロック画面からは通知センターがでてこないようにしましょう。「設定」⇒「通知センター」画面で、"ロック画面のアクセス" 欄の項目を オフ にしましょう。

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詳しい通知センターの設定は、以下を参照ください。

【iPhone/iPad】不要な通知センターをオフにしてスマートに使いこなそう!

3. ロック画面からのコントロールセンターを使用不可にする

上からが通知センターだったら、下からはコントロールセンター。iOS 7 になってほんと便利になりました。


コントロールセンターは Wi-Fi や Bluetooth などの設定項目がほとんどで、あまり情報漏えいするようなところはありません。


しかし、意図しない設定変更はネットワークや Bluetooth 経由のアクセスを許してしまいますし、AirDrop 経由で情報のやりとりができてしまうこともあります。不安な場合は、ロック画面のときはコントロールセンターが表示されないようにしましょう。


設定するには、まず「設定」アプリを起動し「コントロールセンター」をタップします。

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「ロック画面のアクセス」を オフ にしましょう。

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4. Siri を無効にする

話しかけるだけでいろいろ答えてくれる Siri さんですが、なんでも答えてくれるので、ここからも情報が漏えいする危険性があります。


あまり Siri 自体を使っていないという方は、Siri 機能自体を無効にして使えないようにしましょう。無効にするには、「設定」アプリから「一般」⇒「Siri」を選択します。

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「Siri」の項目を オフ にして無効にしましょう。

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5. 不要な位置情報サービスを オフ にする

位置情報サービスも便利なんですが、GPS を使って今いる場所の情報は送信されています。必要かつ信頼できるアプリ以外は オフ にしてしまいましょう。


「設定」アプリから「プライバシー」をタップします。

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「位置情報サービス」をタップします。

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位置情報サービスのすべてをオフにするには、一番上の「位置情報サービス」を "オフ" にします。利用したいアプリがある場合は、以下のように信頼できて必要なアプリだけを "オン" として、他は "オフ" にしましょう。

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6. 位置情報を収集するシステムサービスを オフ にする

システムサービスは iPhone / iPad の動作改善を目的に Apple へ定期自動データ送信などをウラで実行している機能です。


改善されるのはもちろん良いことですが、iPhone / iPad のデータが送信されていますので、気になる方は オフ にしましょう。


「設定」⇒「プライバシー」⇒「位置情報サービス」⇒「システムサービス」画面で、「位置情報に基づくiAd」と「利用頻度の高い位置情報」は自分の居場所情報が送信されていますので、オフ にしておきましょう。

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システムサービスの詳細については、以下をご覧ください。

【iPhone/iPad】不要な "システムサービス" 設定をオフにして、バッテリーと通信量の節約をしよう!


7. 「追跡型広告を制限」する機能を オン にする

iAd など広告を出すほうからすると、相手のニーズにあった広告を表示させたいというのは自然な想いですよね。これが、追跡型広告です。


しかし、このために iPhone / iPad の固有情報やアプリ使用状況の情報などが取得されています。この機能も オフ にしておきましょう。「設定」⇒「プライバシー」画面の下のほうにある「広告」をタップします。

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「追跡型広告を制限」という項目があるので、タップして "オン" にします。また、その下の「Advertising Identifierをリセット」もタップして所持されている情報をリセットしておきましょう。

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8〜13. Safari から情報漏えいさせないための 6つの Tips

iPhone の最大の魅力は、いつでもインターネットにつながること。Safari でウェブサイトを見まくれることですよね!


しかし、逆に言うと常にインターネットにアクセスし、そこへ情報がさらされる危険性が常に隣り合わせの状況です。以下 6つの Tips を確認して、Safari からも必要な情報がもれないようにしましょう!

【iPhone】安全に Safari を使いこなすための 6つの Tip 〜情報を盗み見されないために〜


14. "iPhoneを探す" アプリでいざというときに iPhone / iPad を守れ!

いくら iPhone の設定や使い方でセキュリティ対策をバシッと行っても、落としたりして失くしてしまっては意味ないですよね。危険にさらされすぎ...


そんなときのために! iPhone を紛失してもデータを守るために "iPhoneを探す" アプリを入れて設定をしておきましょう!! 設定をしとけば、iPhone が手元になくても音を鳴らしたり、データを消したりすることができます。


"iPhoneを探す" アプリの詳しい設定や使い方は、以下の記事を参考にしてください。

【iPhone/iPad】"iPhoneを探す" アプリで紛失 & セキュリティ対策!


あとがき

結構いろいろありました。ほんと気をつけないと、どこから情報がでているのか / でてしまうかわかりませんよねー


セキュリティ対策をガチガチにしてしまうと、今度は便利に使えなくなってしまう場合があります。これは使い方や使う場所を考えて、バランスを取るしかないですね。


長く安全に iPhone / iPad を使う上で、セキュリティ対策は必須です! セキュリティ対策をした上で、ながーーく iPhone / iPad を一緒に使い倒していきましょう!


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