ios9_locationservice


位置情報をアプリへ提供することで、今の場所から目的地までの経路をバスッと出してくれたり、近くにあるカフェを探してきてくれたり、チョー便利ですよね。


でも、中には常に情報を収集しているアプリもあるので、そこでバッテリーを結構使っています。また、位置情報が送られていることになるので、自分の居場所を意図せずさらしてしまうことにもなります。


信頼できないアプリや不要な位置情報サービスはオフにしてしまいましょう! 以降に、位置情報サービスの設定変更方法と、何をオフにすれば良いかを考えてみます。


「位置情報サービス」の設定変更方法

「設定」アプリを起動し、「プライバシー」をタップします。

Ios8 system services 01

画面一番上の「位置情報サービス」を選択すると、位置情報サービスを利用するアプリの一覧が表示されます。

Ios location servies 01

ここで、すべてのアプリに自分の位置情報を知らせたくない/送りたくない場合は、一番上の「位置情報サービス」をオフにしてしまいましょう。

Ios location servies 02

すべてのアプリではなく、それぞれ個別にアプリを オン/オフ していく場合は、変更したいアプリをタップします。

Ios location servies 03

個々のアプリの設定を変更する場合、アプリによって「許可しない」「このAppの使用中のみ許可」「常に許可」の項目があります。以下を参考にどれにするか決めましょう。

許可の種類 説明
許可しない 位置情報の利用をそのアプリにどんなときも許可しません。
このAppの使用中のみ許可 Appを起動して見ているときにのみ許可されます。「Appに位置情報を利用させたいけど、知らないところで利用されたくない」場合は、この設定がオススメです。
常に許可 Appの起動中も起動していないときも、位置情報の利用を許可します。


【補足】

この3つの項目は、iOS 8 からの設定方法です。iOS 7 までは、オフ (許可しない) か オン (常に許可) のどちらかのみです。


どのようなアプリを オン または オフ にすれば良いか

アプリが多いと、どのアプリに対して位置情報をオンにすれば良いのか、またオフにすれば良いのかわからないですよね。ここでは、幾つか方針を立ててどうすれば良いかを解説していきます。


方針 1. とりあえず オフ「許可しない」とする

バッテリー消費の節約とセキュリティ対策のためですから、とりあえずすべて オフ「許可しない」でいきましょう。「まったく位置情報を使わなくて OK」ということであれば、すべてをオフにします。


アプリを個別に設定する場合も、どちらかわからない場合はとりあえず オフ にして、アプリが快適に使えるかどうか様子を見てみましょう。


方針 2. 位置情報を利用するアプリは「使用中のみ許可」の設定とする

位置情報を利用させることにしても、知らずに送信されることはちょっとこわいですよね。ですので、その場合でも「このAppの使用中のみ許可」の設定とするようにしましょう。


そうすれば、起動しない間は位置情報の送信もしていないため、バッテリー消費と通信量の利用を節約できます!


位置情報をオンにしたいけど、「使用中のみ許可」設定がなく「常に許可」しかない場合、そのときはしょうがないので「常に許可(オン)」にするようにしましょう。


実際のアプリでどう設定すれば良いか

実際の設定について、自分の設定内容は以下のようになっています。

Ios location servies 04

なぜこのような設定になるか、ちょっと解説してみます。


Google Maps や マップ など地図系のアプリは オン にする

地図系アプリは、自分の居場所がわからなければ使い倒せないですよね。そのため、「マップ」や「Google Maps」「カフェマップ」のようなアプリは「使用中のみ許可」または「常に許可」にしておきます。


SNS 系アプリは オフ にする

これはどう使うかによりますが、「LINE」「Twitter」 のような SNS アプリは、何かのきっかけで知らずに位置情報が送信されたりしまうと、それがグループや全世界にさらされる可能性があります。非常に危険です。


このような不特定多数に情報を発信するようなアプリは、オフ にしています。


それ以外のアプリは基本的にオフ

それ以外にも、近くの駅を探して時刻表や路線検索をする 「駅.Locky」「駅すぱあと」は オン にしています。しかし、そのようなアプリ以外は基本的に オフ です。


ちょっと迷うのは、「カメラ」アプリですね。位置情報サービスをオンにしておくと、どこで写真を撮ったかあとでわかるので、思い出保管として非常に便利です。しかし、位置情報が保存されている写真をそのまま人に送ったり twitter に載せたりすると、場所を特定されてしまう可能性がありますので注意が必要です。

【参考】



あとがき

「位置情報サービス」の設定変更は、アプリがたくさんあると結構たいへんです。それぞれ オン/オフ を考えるなんてめんどくさいですからね。


でも、上に記載したように「基本的にはオフにしてそこから必要なものだけを...」と考えて一度設定しまうと、そのあとはときどき見なおして追加したアプリにだけ設定していけば良いので、ラクチンです。


ちょっとめんどうですが、最初だけバシッと考えて設定しちゃいましょう!




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