Mac to yosemite

OS X 10.10 Yosemite がリリースされました!


今回も無料であり、インターフェース・デザインが変わり、iOS 8 と連携できる機能も多いので早速インストールしてアップグレードしたいところですが、ちょっとその前に。


「いま、手元の Mac を Yosemite にアップグレードして大丈夫?」「アップグレードする前に何かやっておくことは?」ということを一度考えておきましょう。OS X Yosemite へアップグレードする前の確認・実施しておくことをご紹介します。


1. 持っている Mac が OS X Yosemite をインストールできるかどうか確認する

OS X Yosemite は、以下の機種へのインストールに対応しています。


  • iMac Mid-2007 モデル以降
  • MacBook 13インチ Late-2008 モデル以降
  • MacBook Pro 13インチ Mid-2009, 15インチ Late-2007, 17インチ Late-2007 モデル以降
  • MacBook Air Late-2008 モデル以降
  • Mac Mini Early-2009 モデル以降
  • Mac Pro Early-2008 モデル以降

5, 6年前の Mac にも対応してくれていることはうれしいですね。iPhone と違い、Mac は長く使いたいですし。


またひとつの注意点として、OS X Yosemite を App Store からダウンロードしてインストールするために、Mac に 15GB 以上のディスク空き領域が必要となっています。空き領域のサイズも確認しておきましょう。


【参考】


2. アップグレード後、多少の不具合が発生しても良いかどうかを確認する

iOS も、7 から 8 へアップグレードしたあとは、Wi-Fi がつながらないなど不具合が発生しました。同じようなアップグレード後の何らかの不具合は、OS X Yosemite でも発生する可能性があります。


OS X Mavericks 10.9 がリリースされた直後も、特定の機種や環境下でディスプレイの表示が乱れたり、音ができないという問題や、特定のアプリが動作しなくなるという問題が起きました。


「Mac を止められない仕事で利用している」とか、「プライベート用で使っているけど何かあったときの代わりのマシンがない」という場合は、アップグレードをしばらく見送ったほうが良いかもしれません。慎重に検討しましょう。


3. 使用している重要なアプリが OS X Yosemite で動作するか確認する

OS X Yosemite にアップグレードして、「いつも使ってるアプリが起動しなくなったあああぁぁぁぁ」なんてことが起きたら、悲しすぎます。


「動作しなければ仕事にならない」というようなアプリは、Yosemite でも動作するか事前に確認しましょう。確認方法は主に以下の方法があります。


  1. Application compatibility table サイトで調べる
  2. そのアプリのサイトで調べる
  3. リリース後、Google や twitter 検索で問題なく使えていることを確認する

a. Application compatibility table サイトで調べる

こちらのサイトでは、記載されているアプリが OS X Yosemite 上で動作するかサクッと調べることができます。

上の「Show all」を選択して、「Search」のボックスに調べたいアプリ名を入力しましょう。"Yosemite 10.10" の列に緑のチェックがついていれば OK です。


しかし海外のサイトなので、日本のアプリはほとんど記載されていないでしょう... 検索結果にアプリが出てこないときは、次の調査方法に進んでいきましょう。


b. そのアプリのサイトで調べる

そのアプリを作っている会社や開発者に確認してみます。ホームページを見ると情報が載っている場合もあります。例えば、Photoshop なら、Adobe が発信している情報を確認するのが一番です。

ここに情報が載っていればかなり信頼できます。なにせ、そのアプリを作っているところからの情報ですしね。


c. リリース後、Google や twitter 検索で問題なく使えていることを確認する

これが一番確実です。OS X はすぐアップデートして人柱になってくれる方がいますので (わたしもそうですが ^_^;)。

リリース後に「普通に動いているよ」という情報が出てきたり、何も不具合の情報が出てこなければ、問題なしとしてそのとき初めてアップグレードするようにしましょう。


4. システムアップデートとアプリのアップデートを行う

現在インストールされている OS X とアプリの状態は最新にしておきましょう。最新のほうが、アップグレードする上で安定・安全性に優れいているケースがあります。


システムと Mac App を最新の状態にするには、上メニューバー左の  マークをクリックし、「ソフトウェア・アップデート」を選択します。

mac_to_yosemite_01

Mac App Store が起動しますので、アップデートする項目が存在する場合は、「すべてをアップデート」をクリックしてアップデートしましょう。


5. 不要なアプリケーションやデータを削除する

このあと実施するバックアップや、OS X Yosemite のクリーンインストールをする場合、利用しているディスク領域サイズは少ないほうが、アップグレードや復元の時間を短縮することができます。


これを機に、不要なアプリやデータはサクッと削除してしまいましょう。アプリケーションの詳しい削除手順は、以下の記事を参考にしてください。

【参考】



また、「ゴミ箱」や「ダウンロード」フォルダに不要なフォルダやファイルがそのままということが良くありますので、こちらも削除しておきましょう。


6. Time Machine でバックアップを取得する

バックアップは重要ですよ! 何か不具合が発生してデータが消失してしまったときの復旧、またアップグレード前の OS X に戻したいときは必須になってきます。


データを失ったり、問題が発生したあとでは遅いんです。ほんとに遅いんですよ...   そんなときのために、バックアップは事前に必ず取得しておきましょう。


OS X のバックアップは、Time Machine という非常に便利な機能が標準でついています! バックアップ用なので、安い外付けハードディスクを購入すればすぐにバックアップできます!


詳しいバックアップ手順は、以下の記事に詳しく記載しました。こちらをご覧ください。

【参考】



7. インストール用 USBメモリ起動ディスクを作成しておく

バックアップを取得しても、状況によってはそれを復元できないということが起きるケースもあります。アップグレードのインストール中に止まってしまったとか電源が落ちてしまったとか、そんなことがあると結構ヤバイです。


そんなときでも、「インストール用 USBメモリ起動ディスク」を作成しておけば大丈夫です。念のため、こちらも作成しておきましょう。作成手順は、以下の記事をご参考ください。

【参考】



あとがき

まとめると、結構もりだくさんになりました。Mac をどのように使っているかで、どこまで準備するかは違ってくると思います。


でも、ほとんどの方は何かあっても代わりのマシンはそうそう持っていないと思いますし、復旧がすくできないと困るケースが多いと重います。


「念のため」を考えると、これぐらいの準備をしたほうがいいですかねー。特にバックアップ取得と USBメモリ起動ディスクの作成は、あまり実施していない方もいると思いますので、これを機に実施してしまいましょう!


準備万端としたところで、OS X Yosemite にアップグレードしていきましょうー


OS X Yosemite
価格: 無料 (記事公開時)


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