OS X El Capitan がリリースされ、インストールして利用されている方も多いと思います。OS X El Capitan をインストールしたら、まず USBインストールディスクを作成しましょう!
USB インストールディスクを作成することで、主に以下の状況に対応することができるようになります。
- 起動できなくなったトラブルのときの復元
- インターネットに接続できない環境での Yosemite インストール
- すでにインストールされている環境への再インストール (クリーンインストール)
まぁ、USB インストールディスクがなくても対応できる場合があるんですけど、それでもないよりあったほうがかなりマシな状況です。Mac が壊滅的な故障にならなければ、ほぼどんな状況からも復旧したり再インストールしたりすることができます。
ということで、万が一に備えるため OS X El Capitan の USB インストールディスク作成方法 をご紹介します。
1. USB メモリを用意する
使用する USB メモリは、8GB 以上を用意します。すでに使用済みのものでも利用できますが、フォーマットされてデータは消えてしまうので注意してください。
基本的に USB 起動ディスクは使用する時まで保管しておく用途になるので、性能は低くて OK です (USB 3.0 対応とかなくてよし)。Amazon で売られている以下が安くていいです。わたしも昔からこれで作成しています。
2. OS X El Capitan をダウンロードする
USBメモリへ作成する内容は、OS X El Capitan のインストールイメージから作成します。そのため、まずはこれをダウンロードします。
Mac App Store の OS X El Capitan が表示されたら、「ダウンロード」をクリックします。
次のポップアップでは「続ける」をクリックします。
ダウンロードするサイズは 6GB を超えるため、そこそこ時間がかかります。ダウンロードの進み状況は、「購入済み」タブから「OS X El Capitan」の項目を見ると確認することができます。ダウンロードが完了するまで待ちます。
ダウンロードが完了すると「OS X El Capitan」のインストール画面が表示されますが、無視するか「Command + Q」ボタンで閉じてしまってください。
3. USB メモリ インストールディスクを作成する
このあとの大まかな手順としては、USB メモリ の名前を変更し、ターミナルからダウンロードした OS X El Capitan のイメージを基に USB メモリ起動ディスク を作成するコマンドを実行します。
USB メモリ の名前を変更する
Finder から USB メモリ を表示させ、名前を変更します。USB メモリ が正常に Mac へ認識されていれば、Finder のメニューバーから「移動」⇒「コンピュータ」と選択することで表示されます。
名前を変更するには、USB メモリ のアイコンを右クリックして「名前を変更」を選択することで変更できます。あるいは、アイコンが選択された状態で「return キー」を押すことでも名前変更できます。ここでは、「ElCapitanInstaller」と名前を変更します。
ターミナルからコマンドを実行
次に、「ターミナル」アプリを起動します。ターミナルの起動は「Control + スペース」(デフォルト)キーを押して Spotlight 検索で起動するのが手っ取り早いです。
【参考】
ターミナルを起動したら、以下のコマンドをコピーしてターミナルへ貼り付け(ペースト)しましょう。
sudo /Applications/"Install OS X El Capitan.app"/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/ElCapitanInstaller --applicationpath /Applications/Install\ OS\ X\ El\ Capitan.app --nointeraction
以下のようにコマンドは改行を入れず入力し、「return」キーを押します。
コマンドを実行すると、USB メモリ のデータ消去とフォーマット、そして USB 起動ディスクに必要な イメージをコピーして USB メモリ起動ディスクを作成してくれます。以下のように、コマンド実行後 "Erasing Disk:" から始まり、"Done." まで表示されれば USB 起動ディスクの完成です!
あとがき
Yosemite のときは一度フォーマットして… ということをしていましたが、コマンド実行時にデータを消去しているのでそこは省き、もっとカンタンにできる手順としました。
万が一のために、時間があるときにサクッと作っておきましょうー
コメント
コメント一覧 (9)
おかげさまで、無事doneまで、(30分くらい)実行されました。
再起動、→opsionからUSBで起動できました。
USBは(念のため純正の)ケーブルで接続しています。
ありがとうございました。
環境は、MacBook(USB-c)です。
色々なサイトで紹介されている無償ソフトでは、USB初期化の段階で失敗してしまい(USBの名称も化けます)、コマンドに挑戦しています。
このサイトの方法で、Copying installer files to disk...
まで進行中です。
Tyraさん、USBの名前は、ディスクユーティリティで初期化を行い、その際に、ElCapitanInstallerとつければできました。直接入力では同じメッセージがでます。
私は、コマンドの実行がコンプリートしてくれるか。。
と言われてしまいました。何度やってもこのようになってしまうのです。
コメントありがとうございます。
少し調べましたが、状況が良くわからないですね...
よろしければ、実際に実行したコマンドと、その際に表示されたメッセージをそのままコピペで教えていただけますでしょうか?
昨日Macbookairを購入し、このホームページにたどり着いたものです。パソコンは全くの初心者で恐縮ですがお答えいただけたらと思います。
USBの名前を「ElCapitanInstaller」に書き換えることができず、文字数が多い?と言われてしまいます。気にせず入力できる文字数だけ入力しターミナルを起動、コマンドを入れようとしました。するとすでにコマンド?が存在しており、そのコマンドは消すことができません。気にせずコピーしたコマンドを入力したのですがうまくいきません。
もしよければ相談にのっていただけませんでしょうか?
コメントありがとうございます。
元々の USB メモリのフォーマットによっては、ディスクユーティリティでの初期化が必要なんですね。ありがとうございます!
買ってきたUSBメモリはフォーマットがFAT32のため、そのままでは「ElCapitanInstaller」に名称変更できませんでした。
El Capitanでもやはりディスクユーティリティでフォーマットし直してから復旧用のメモリを作成した方がいいようですね。