家族で 1台の Mac を使っている方もいれば、職場で Mac を共用パソコンとして使っている方もいますよね。
そんな状況では、使う人ごとに Mac でユーザーを作成するようにしましょう。それにより、以下のようなことが可能になります。
- 自分の大事なデータ(写真、iPhoneのバックアップなど)を他人に見られたり削除されたりしないよう守ることができる
- デスクトップの壁紙やキーボードのショートカットキーなど自分好みの設定にできる
ここらへんて特に気の知れた家族で使ってたりすると「どうでもいいじゃん」と考えがちですが、使い始めると必要だなと思ったり、自分は大丈夫だと思ってもパソコンや Mac をよく知らない人が使うとデータが思わぬところから流出してしまったりなども考えられますので、できるだけ設定しましょう。
ということで、ここでは Mac にユーザーを追加する手順をご紹介します。
1. Mac でユーザーを作成する
まずは、「システム環境設定」を起動します。以下いずれかの方法で開くことができます。
- Dock の「システム環境設定」アイコンをクリック
- 画面左上メニューバーの (Appleロゴ) マークをクリックし「システム環境設定」を選択
- Spotlight から "システム" あるいは "system" と入力 し「システム環境設定」を選択
「システム環境設定」から「ユーザーとグループ」を選択します。
左下のかぎアイコンをクリックして...
現在ログインしている管理者ユーザーのパスワードを入力し、「ロックを解除」をクリックします。
次に先ほどクリックしたかぎアイコンの上にある + ボタンをクリックします。
アカウントの種類を選択する
『新規アカウント:』のプルダウンから、追加したいユーザーの種類を選択します。種類の名前と役割 (できること) の違いは以下のとおりです。
種類 | 説明 |
---|---|
管理者 | Mac の全ての操作を実行できます。具体的には、以下のような操作ができます。
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通常 | 自分が利用する Mac の設定を変更できます。具体的には、以下のような操作ができます。
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ペアレンタルコントロール | 管理者が利用するアプリケーションやコンテンツの制限をかけることができます。こどもさんとか、見せたくないものがある場合に選択します。 |
Mac を所有したり詳しい人は『管理者』で。Mac に詳しくないけど利用する人には『通常』で。そして、小・中学生などこどもには『ペアレンタルコントロール』として使い分けましょう。
ユーザー情報を入力する
追加するアカウントの種類を決めたら、そのユーザー情報を入力します。『フルネーム』はログイン画面に表示されるユーザー名です。『アカウント名』は空白 (スペース) を入れることができず、システム上で使われます。そして、『パスワード』と『確認』はそのユーザーがログイン時に入力するパスワードです。
『パスワードのヒント』の入力は必須ではないですが、パスワードを忘れたときに復旧できるよう、念のため合言葉みたいなものを入力しておきましょう。これでユーザーの作成は完了です!
2. 追加したユーザーでログインする
追加したユーザーでログインするには、一旦今のユーザーをログアウトするか、Mac を再起動 (シャットダウン→起動 でも OK) します。
すると、最初にユーザー選択画面が表示され追加したユーザーが表示されています。そのユーザーをクリックして設定したパスワードを入力すればログインしてそのユーザーを使用することができます。
あとがき
ユーザーの追加手順自体はカンタンで、それほど難しくはありません。
気をつけるべきところは、追加するユーザーの種類(管理者、通常、ペアレンタルコントロールなど)をどうするか、ということぐらいですかね。 ペアレンタルコントロールにすると詳しい制御ができますが、細かいところまでやろうとすると結構メンドウなので、とりあえず「通常」でも良いです。
家族やビジネスで、1台の Mac を複数人で使うときは、セキュリティや使い勝手のことを考えて、使う人ごとにユーザーを追加していきましょうー
コメント
コメント一覧 (5)
要領使いますか?
これからも見させて頂こうと思います。
WindowsユーザーはMacに関して全く無知なので。
基本事項なので永久保存版の記事だ