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Mac は iPhone よりストレージサイズが大きめとはいえ、最新の MacBook や MacBook Pro でも 256GB や 512GB であり、写真/動画やアプリケーションをガンガン入れて長く使っていると気がついたら空き容量が少なくなります。


iCloud や Google などのクラウドストレージを上手く利用するとしても、空きストレージの確保として定期的な確認とメンテナンスは必要です。この記事では、Mac でストレージの空き容量を確保するために、「ストレージをどんなファイルやアプリが使っているのか」「空きスペースを確保するためにどうすれば良いのか」を解説していきます。


photo credit: joushikijin Annweiler, Rheinland-Pfalz, Germany via photopin (license)

Mac のストレージが何に使われいてるのかを確認する

長く Mac を使っていると、どんなファイルがどこにあってどれぐらい Mac のストレージを圧迫しているのかなんて忘れてしまいます。現状の使われ方を以下の手順で確認していきます。


【補足】

この記事で紹介する確認方法は、macOS Sierra 10.12 以上 で実施できます。


1. 大まかなストレージ空き容量を確認する

Mac 画面左上の (Appleロゴ)をクリックし、「このMacについて」を選択します。

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「概要」タブで Mac のバージョンを確認しておきましょう。ここで紹介する確認方法は macOS Sierra 10.12 以上 が必要です。

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「ストレージ」タブを開くことで、全体のストレージでどれぐらい利用しているのか、また大まかにどのような領域がどれぐらいのサイズを占めているのかを確認できます。以下では、全体 250GB のうち 125GB を利用していますので、ほぼ半分を利用しており空きが 122GB ほどあることがわかります。グラフにマウスカーソルを重ねることで、領域のサイズを吹き出しで教えてくれます。

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2. どのような領域がどれぐらいのサイズを利用しているかを確認する

上記のグラフでもわかりますが、もっと細かく見やすく確認します。ストレージタブで表示される「管理」をクリックします。

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すると、次の画面左のエリアにストレージを利用している主な項目とサイズが表示されます。以下のスクリーンショットを例にすると、書類:56.09 GB / アプリケーション 12.86 GB / 写真 7.57 GB などなど使われていることがわかりますね。

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ここまで把握できれば、次はストレージを多く消費している領域をどう減らすかということを調べて実行していきます。


不要なアプリやファイルを削除して空きストレージを増やしていく

先ほどまで確認した「ストレージ」⇨「管理」で確認できる領域からファイルやアプリを削除していきます。それぞれ見ていけば良いのですが、増えがちな領域を以下に紹介して解説します。


1.「iOSファイル」を削除する

iPhone や iPad のバックアップを Mac に取っている方もいると思います。基本的にこれらは iCloudバックアップ で良いんですが、iOS 9 から iOS 10 のようにメジャーバージョンアップするときは、別の端末に移行するときは、念のため Mac のようなパソコンにも iTunes 経由でバックアップを取得したほうが無難です。


【参考】


しかしそんなことをしていると、古い機器やもう使わない機器のバックアップが残ってしまっている場合があります。これは削除してしまいましょう。以下の例では、iPhone6Plus と iPhone5 というもう使っていない iPhone のバックアップファイルやアップデートファイルが残ってしまっています。


削除するには、先ほどのストレージ管理画面の左ツリーから「iOSファイル」を選択します。

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削除したいファイルをマウスカーソルを重ねて、「X」ボタン⇨「削除」をクリックで削除されます。

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2. ファイルサイズが大きく利用していないアプリケーションを削除する

「アプリケーション」も長く使って色々アプリをインストールするとサイズが大きくなっていきます。わたしの環境では 12.86 GB を使っています。


まず、どんなアプリがどれだけのサイズ使っているか見てみます。アプリケーションの一覧で右側にある「サイズ」をクリックしてアプリの一覧が大きなサイズ順に並ぶようにします。

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ここで、サイズが大きいのに不要だったり利用していないアプリは削除してしまいましょう。わたしは『OS X Yosemite インストール』なるアプリが 5.68 GB も使っていますが、すでに macOS Sierra を使っていて不要なので削除します。


それ以外にも余裕があれば一覧をパーっと見て不要なアプリは削除しましょう。削除はこの管理画面からではなく、念のため以下記事の方法で実施してください。

【参考】



3. ゴミ箱を空にする

こちら、マメにやっている方は実施されていると思うんですが、やっていない方は結構放置気味です。わたしも気づいたら放置して数GB以上になっていたりします。


ゴミ箱は基本的に不要なものですから、サイズが大きければ「ゴミ箱を空にする」をクリックして空きサイズを増やしましょう。

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4.「音楽制作」のコンテンツを削除する

わたしの MacBook 環境では、「音楽制作」という領域が 1.77 GB も使っていました。これは、GarageBand というアプリで保存されているコンテンツです。


GarageBand は音楽制作アプリです。昔からあるアプリですが、趣味でも音楽制作をする人はそれほど多くないのではないかなと思います。不要であればこのコンテンツも削除しましょう。「GrageBand サウンドライブラリを削除」⇨「削除」とクリックしていけば削除されます。

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5. 写真をクラウドサービスに移して削除する

Mac の「写真」アプリにガンガン iPhone で撮った写真を自動同期して保存している方もいらっしゃると思います。

【参考】



でも、もちろん長い間保存していると写真が多くなりかなりのサイズになってしまいます。ここのサイズを減らすには削除するしかありません。


「ずっと写真を保存しておきたい!」という方は、Googleフォト を使ってクラウドサービスに保存したあとに Mac の写真アプリから削除するようにしましょう。最近のクラウドストレージは Googleフォト や Amazonプライムフォト のように容量無制限で写真を保存できるサービスがあります。これを上手く利用して、Mac に保存する写真を減らしましょう。

【参考】



6. 不要なファイル(書類)を削除する

長くパソコンを使っているとどこのフォルダに何があるのなんてわからなくなりますよね。どれぐらい大きなサイズのファイルがあるのか、それがどこにあるのかを探すだけでも一苦労です。


これを簡単に探して削除してしまいましょう。先ほどのストレージ管理画面で左のツリーから「書類」を選択し、上のほうにある「大きいファイル」をクリックして大きいサイズ順にファイルが表示されるようにします。

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ここで、サイズが大きいのに利用していないファイルはどんどん削除していきましょう。マウスカーソルで選択して「X」をクリックすることで、この画面からも削除できますよ!

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ストレージの空きを増やすために対処した結果は...

もろもろ確認して削除した結果、Mac ストレージの空きは 11 GB 増えて 133 GB ほどになりました!

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もともと空きがあったので大したことないように見えますね。でも、状況によってこの方法で確認すれば 数十GB ぐらいの空きの確保はできそうです。ぜひ試してみてください!


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