1. 何でも計測できる新しいアプリ「メジャー」

iOS 12 では全く新しいアプリ「メジャー」がリリースされます。この「メジャー」を利用するとカメラ機能で写るあらゆる物体の長さ・幅・高さなどを測ることができます。

「メジャー」アプリの主な機能は以下2つです。

1. 画面タップで計測の始点と終点を指定してその長さを計測する
2. 自動で測定対象を認識して長さや幅を計測する

詳しくは以下の動画を見てみてください。ちょっと面白そうで何がどこまで測れるのか試してみたいですね。

Apple は iOS 12 では AR（拡張現実）機能が強化されています。この AR は実際の風景にバーチャルの情報を合わせるもので、この機能により「メジャー」アプリを実現させています。AR で今後 iPhone や iPad からどんなアプリがでてくるか楽しみです！

2. 検索やシェア機能などが大幅強化「写真」アプリ

Apple 純正の「写真」アプリが大幅強化です。検索やソート（分類）機能の強化、写真に写っている人とシェア（共有）をおすすめしてくれる機能やエフェクト（いい感じに写真を加工する）のおすすめ機能追加などがあります。

「写真」アプリの検索は検索ウィンドウにキーを入力し始めるだけで、すぐ候補となる写真が表示されるようになります。また、複数の単語（場所＋人など）検索もできるようになります。これで、数多くの写真から目的の1枚を探せるようになりそうです。

「写真」アプリの新しい共有機能も追加になります。ピープルの共有機能が強化され、あなたの保存されている写真を調べて「xxさんと写っっている写真が4枚あるからその人と共有しますか？」みたいなアドバイスが届きます。そこからメッセージあぷりなどですぐ共有することが可能になります。

これは、やっと「Googleフォト」の検索機能に近づいたかなという感じです。

3. 日々のタスクを登録して呼び出し「ショートカット」

日々のタスクを登録して効率化できる機能「ショートカット」です。簡単な命令の言葉を登録して Siri から呼び出すか、iOS 12 で新たに追加される「ショートカット」アプリから呼び出すことができます。

「ショートカット」アプリでは、数多くのショートカットが登録されています。また、普段のあなたの iPhone の使用状況を観察して、「こんなショートカットどうですか？」みたいなショートカットの候補を提案してくれます。

Apple の純正アプリ以外の動作も登録できますので、上手く利用すれば操作の自動化や一つのショートカットで複数のアプリを同時に動かすなどもできて便利そうです！

4. アプリの利用時間確認や制限ができる「スクリーンタイム」機能

あなたが毎日 iPhone でどんなアプリを何時間または何分使っているのか、そんなことが一目でわかる機能が「スクリーンタイム」機能です。

「まじで、こんなに毎日 iPhone で YouTube 見てんのかよ...」みたいな反省と自己嫌悪が起こりそうです。これを見て実際にどうするかは使う人次第です。うーむ、最初は面白がって見るだろうけど、しばらく経つと見なくなる予感...

この機能でもうひとつ素晴らしいのが、「時間制限を設定できる」というところ。例えば、お子さんに iPhone を使わせているご家庭であれば、「ゲームは1日1時間まで！」というのをうるさく言わずとも iPhone が自動で1時間経過したら使わなくしてくれるわけです。ウチもこどもが2人いるので、これは便利かもしれん...

5. FaceTime のグループ通話／ビデオが 32名まで可能に

FaceTime の機能強化ですね。グループ通話／ビデオ機能は不満に思っていたので、これでビジネスシーンにも電話会議やビデオ会議で FaceTime が使われるケースが多くなるかもしれません。

その時点で話している人の画面が大きくなったりなど、使い勝手も向上していますね。

iOS 12 主な新機能まとめ

年々、iOS も目新しい新機能がないよね... みたいな話があります。確かにそう感じます。でも、iPhone のようなスマホは一人一台が当たり前で生活の一部となってるので、存在を忘れるような進化が利用者にとっては一番良いのかもしれません。

そんな考えからすると、「ショートカット」のようなタスクを登録して効率化してくれたり、全般に見られる「日々の動作やデータから候補の情報を出してくれる」みたいな機能は重宝しそうですね。

そんな「わたしの一部と化した iOS 12」が秋に来ることを期待しつつ、情報を収集して iOS 12 がでた直後から使い倒していきたいと思います！ たのしみだ〜〜